ロコモティブシンドロームの原因と予防について

ロコモティブシンドロームが、最近日本で問題となっています。「ロコモ」と略されて呼ばれているのを聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか。
そもそもロコモティブシンドロームの原因は、加齢によって筋肉が弱ってきたり、骨が弱くなって関節の軟骨がすり減ったりすることによって起こります。うまく歩きにくくなったり、疲れやすくなってしまったりします。ロコモティブシンドロームを放置しておくと、介護が必要不可欠になってしまう状態になる危険性も高まるので、注意が必要です。
ロコモティブシンドロームを予防するためには、筋力の低下を防ぐことが必要です。スクワットを行ったり、ウォーキングを日課にするなどして、予防しましょう。体に負担をかけすぎない運動が効果的です。
また、食事を工夫することも予防になります。栄養バランスに気をつけて、カルシウムやたんぱく質、ビタミンなどを多く摂取できるような食事を摂ると良いです。魚や野菜を中心に食べ、1日3食しっかり食べると良いでしょう。これらの栄養素を摂ることのできるサプリメントを飲むことも、また効果的です。
原因と予防方法をしっかり学んで、ロコモティブシンドロームに負けない体作りを目指しましょう。

ロコモティブシンドロームとは、要介護になるリスクの高い運動器症候群

ロコモティブシンドロームとは、日本整形外科学会が2007年に提唱した、運動器の障害により要介護のリスクが高い状態になる運動器症候群のことをいい、「ロコモ」と略されます。
主な原因としては、加齢に伴う運動器自体の疾患と、加齢による運動器の機能不全が挙げられます。筋骨格運動器系の疾患としては、変形性関節症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、易骨折症などがあり、骨粗鬆症による円背、関節リウマチなどによる、関節可動域制限や筋力低下、麻痺などが含まれます。加齢による運動機能低下は、特に疾患がなくても、高齢になることで低下してくる筋力、持久力、バランス能力などの影響で、運動器の働きが鈍ってくる状態です。これらが、運動不足などによって加速され、転倒しやすいなどの危険性が高くなってきます。高齢化の進む日本では、変形性関節症や骨粗鬆症の患者数は非常に増えていることもあり、ロコモティブシンドロームは、国民病ともいえる様相を表しています。
ロコモティブシンドロームは、寝たきりや要介護につながりやすく、健康寿命の短縮に結びついてしまいがちです。座る、立つ、歩くなど日常動作が維持できるように、予防のためにも、軽い運動やストレッチを意識して続けることが大切です。